6班

 
第14回青少年指導者養成プログラムに参加して
 
北村 竜也(足柄R.C.)
 
「第三の個性」とは
 
伊藤高志(三浦R.C.)
 
研修で得たもの
 
森田麿美(綾瀬春日R.C.)
 
ライラに参加して
 
河西美貴子(大和田園R.C.)
 
ロータリー青少年指導者養成プログラムに参加して
 
北城弘樹(大和中R.C.)
 



 第14回青少年指導者養成プログラムに参加して  北村 竜也(足柄R.C.)

 ライラに参加して、自分の気持ちの中が大きく変化しました。私は、陸上競技を中学、高校、大学、実業団とやってきました。個人競技ということもあり、今回のように集団でひとつの目標に向かって協力していくのは、初めての経験でした。ひとりで目標達成するのも、もちろんうれしいですが、何人か集まり考え、失敗し話し合いまたチャレンジして目標達成する喜びは、とても大きいと思いました。

 この研修で、人とのコミュニケーションより、自分の考えを主張し、みんなに理解してもらうこと、また、みんなの意見を理解することの大切さを知りました。理解することで意志の統一ができ、そのとき人はとても大きな力を生み出せるので、これからの自分の社会生活に少しでも発揮できるように、努力していきたいです。

 このような体験をさせて頂き、ありがとうございました。

 「第三の個性」とは  伊藤高志(三浦R.C.)

 今回、私はこのライラの事業を通じて人と人との協力そしてそこから生まれるものは何か、言葉を言い換えれば、14名の集団の中で共用し合えるものは何かを深く考えさせられた。つまりさまざまな個性のぶつかり合いの中で『第三の個性』を見いだすことが大切だと感じたのである。

 当然、1つの集団の中には自己主張の強い者や半ば消極的な者もいる。彼らが他者を省みず自己を前面に出してしまっては集団は成立しえない。その逆もまたそうであろう。しかし、こうした集団の中にも私はひとつの共通したある種の感情、個性が存在することに次第に気づき始めたのである。

 それは、他者に対する思いやり、優しさ、そして真実あった。グループ間でお互いがそれぞれの個性をぶつけたまま、他者の個性を埋没させ協力というものが成立してもそれは真実の協力ではないと私は考えている。しかし、その個性のぶつかり合いの中でかすかな光を見つけ、そして膨らましていけば素晴らしいものが身近にあることに私は気づいた。
それが、思いやり、優しさ、そして真実を備えた『第三の個性』であったのである。

様々な活動の中で1つのグループとして物事を遂行していくことは決して容易なことではない。ボランティアとは決して容易にできるものではないのである。

つまりボランティアの精神を常に意識して活動しているうちは真実のボランティアではない。それは単独行動に等しいものである。仲間と無我夢中でひとつの物事に取り組、ふと客観視したときに実はそれが奉仕活動であったと気づくそれでいいのではないだろうか。

私がそれこそ協力の中で生み出された『第三の個性』の心の奉仕活動だと、この事業を通じて私は感じることができるようになった。

 研修で得たもの  森田麿美(綾瀬春日R.C.)

 当日参加したグループ(全7班)がそれぞれ『自分たちが一番!』と胸を張って帰ったと言うような研修だったと思います。ナイトプログラムの中で掲げた目標『声を出そう!』『勇気を持とう!』『全部拾え!』は素晴らしい目標だったと思います。声を出してもその意見を拾ってくれる人がいなければ、意見を出したくなくなります。私生活や仕事の中でも、この目標実践すれば、もっと良い関係を築くことができるのに・・・・と感じます。

 人は大人になるに従って、ものごとの経過を考えてしまい、やらないうちからできないと言いがちです。実際V字ロープの綱渡りの時に班員のほとんどはやりたくないと言っており、自分もその中の1人でした。しかし、何人かが挑戦する姿を見て、やらなくて後悔するのは嫌だと思い手を挙げました。この日は風も強く、やるといったことを後悔するぐらい高く、恐かったですが、ベアーになった人と手をつなぎ、一歩踏み出すと、“あと一歩いける”と不思議に思えるようになりました。実際は途中で私が踏み外して落ちてしまいましたが、勇気を出して良かったと思います。

 人が何年も掛かってやっと得る信頼関係をたった2泊3日で得たような気がします。大人になって男女関係なく抱き合いることってないですよ!ファシリテーターの偉大さを感じます。こういった研修は青少年指導者とか関係なく、行うものではないかと感じます。

 最後に、このような機会を与えてくださったロータリークラブ、ライラ実行委員会の皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 ライラに参加して  河西美貴子(大和田園R.C.)

 私たちは、中央林間病院、医療事務担当の河西美貴子です。今年も当病院、木山院長にご推薦いただき、“ライラ”の研修に参加させいただきました。

 今回の研修は、4月18日から20日までの2泊3日で、場所は南足柄市にありますアスレチック場“足柄ふれあいの村”で開催されました。研修のテーマは、“心のアドベンチャー”で副題は“新しい自分を発見の旅”です。アドベンチャーすなわち“心の冒険”にチャレンジすることです。それは、お互いを理解し尊重・協力しながら、いままでに気づかなかった自分を見つけることでした。知り合いのいない所に1人で参加し、また論議することの不得意な私は、心中不安を抱いて参加しました。

 1日目はオリエンテーションの後、午後から野外プログラムのアスレチックのひとつ、シーソーを集団で訓練でした。人の移動ができる幅の広いシーソーの左右に7人ずつ分かれて、バランスよく左右偏らずに乗り、交互に人を移動させ、バランスが常に取れるようにする訓練でした。仲間と協力して助け合わないとうまくいきません。この事を通じて集団の助け合いの大切さを感じさせられました。夕食後は、各個人は何を目標にこの2泊3日を行動するか?議論しました。3テーマに集約され、@声を出そう、A勇気を持つこと、B全部の意見を拾うです。声を出そうは笑い顔、明るさが大切。勇気は挑戦、努力が重要、全部の意見を拾うは優しさ、思いやり、親切である、となりました。この3つのテーマを目標にして、期間中頑張って挑戦することが決まりました。

 2日目は、アスレチック野外訓練です。この種目の幾つかは、恐怖で身が縮まる思いでした。怖い種目の訓練を通じて、人を信じてゆだねるとか恐怖を励ましの言葉で和らげたりして何とかがんばってこなしました。やり遂げた時は、清々しい達成感を味わいました。声に出して本当の気持ちを伝えるのは真の勇気、失敗を恐れず、何事にも挑戦することで何かを閃かせたりするものだと、この訓練を通じて改めて実感しました。

 最終日はグループ発表です。私は、厳しいこのアスレチックの体験を通じて、仲間と協力し合って、ひとつのことを苦労してやり遂げることは、喜びであって、いかに素晴らしいことであるかを学びました。

 このライラに参加した感想を申し上げると、力を合わせて何かを完成させる大切さを感じました。楽しい思い出になりました。

 ロータリー青少年指導者養成プログラムに参加して  北城弘樹(大和中R.C.)

 今回私は新入社員研修という形で本研修に参加させて頂きました。「社会人としての基本」などのテーマでの社会人としての意識の持ち方やマナーといった研修とは違う『社会人』として必要不可欠な周囲との協力やコミュニケーションの研修でした。本研修では『心のアドベンチャー』というテーマを掲げていましたが、正にその通りでした。全く面識のない初対面の人たちとグループを構成し3日間と言う短期間でしたが、最終的には互いに意見を言い合えるようになり、また互いに助け合い様々な問題を解決することができた。グループ全体としては今述べたことに当てはまるが、自分自身として考えてみるとまだまだ課題があります。その一つとして課題解決の際にディスカッションが行われたが、その場では自分の考えをはっきり表現することの重要さが分かっているにもかかわらず何か思いとどまってしまい結局伝わらなかったときもあった。この点に関しては、今後の課題であると思う。

 逆にチャレンジ精神は向上するきっかけになったと思います。

 普段では絶対できないむしろやりたくないと思ってしまいそうな命綱を使用したアドベンチャーもありましたが、グループの仲間に支えられることでチャレンジすることができました。では何故グループの仲間に支えられることができたのかと追求してみると『人を信頼する心』や『共創心』といった団体行動に必要な精神が互いに芽生えたということではないでしょうか。

 以上のように本研修では自らの成長を促す材料を拾うことができ、大変楽しく学ぶことができ、仲間の輪も広げることができました。是非今後もこの様な活動を続けていただきたいです。

 ありがとうございました。